偏差値80の大学生のブログ

東工大の院生です。浪人時代に模試で偏差値80を取得しました。基本的には浪人時代のことについて書いています。

すごいおおざっぱな勉強法<物理編>

大学受験での経験を生かして、私がおこなってきた各教科の勉強法や勉強するにあたって意識したことをまとめようと思います。今回は物理についてまとめました。

今回は 具体的な勉強法というよりも微積物理についての話も多くなってしましました...

 

勉強法は人それぞれですから、絶対にこれが正しいというものはありません

一番重要なことは、自分にあった勉強法を見つけることだと思います。勉強法に悩んでいる人は、先輩の合格体験記やブログを参考にして、自分にあっていれば続ければいいし、あっていなければほかの方法を試してみる、というのがいいと思います。

物理

理解

物理を勉強していくうえで最も重要な部分が「理解」です。個人的な意見ですが、数学とは違い、まず最初に何が起こっているのか、物理現象について理解することに時間をかけるのが重要だと思います。その後、簡単な例題を通じて理解しているのかの確認をすればいいと思います。入試の物理の計算は文字式がほとんどで、計算自体はそこまで難しいわけではありません。

自然現象を何はともあれ式で表したい、というのが物理です。高校の範囲の力学であれば、運動方程式がすべてで、そこからエネルギーの式や運動量の式が導かれます。ただ、これらを理解するのには微分積分の概念が必要になってきます。しかしながら、高校の物理では微分積分を使わずに解くというのが大前提となっているので、学校で学ぶことはあまりないと思いますし、入試で直接微積の物理が問われることはありません。

ただし、難関大学の入試問題では微分積分を使う物理を知っておいたほうがいい問題は出題されます。微積を本格的に扱っている参考書は少ないですが、私が通っていた現役時代通っていた駿台予備校では、微積についてかなり踏み込んで扱っている(講師が多い)ので、おすすめです。大学入試において微積の必要性がしばしば議論されますが、大学に入れば、運動方程式もすべて微分方程式として解くので、やっておいて損はないと思います。

 

具体的にどのような勉強法がいいかと問われると、少し難しいです。理解の部分をしっかりするのに、独学で物理のエッセンスなどの基礎問題集をやるのも手かと思われますが、一人で勉強するのは少し難しいかもしれません。理想は予備校などに通って信用できる講師のもとで学ぶのがいいかと思います。やったことはありませんが、講義形式の問題集というのもあるので、そのような参考書も手かもしれません。

完全に偏見ですが、高校の物理の先生は結構はずれが多い気がします。そもそも物理という学問が難しいので、それを丁寧に教えられる先生があまりいない、というのが私の持論です。実際私の高校の物理の先生で良い先生はいませんでした。

 

解法パターン

物理のエッセンスなどである程度基礎が理解ができたら、標準問題、典型問題を解いて、解法パターンを身につけていきましょう。理解ができていない分野があって問題を解いても、身につきません。問題が難しくなればなるほど、どれだけ基礎がわかっているのかを問われます。まずは基礎を理解することに努めましょう。

問題を解いていく過程で、なぜこのような式が書けるのかを考えながら解きましょう。特に物理では、どのようなことが起こっているのかを正確に把握しながら解き進めましょう。簡単な例でいえば、物体が摩擦のある床の上を滑っていれば、物体が進んでいる方向とは逆方向に摩擦力が働く、などです。複雑な状況になればなるほど、このような単純なこと見落とさないかが鍵になってきます。